数日前ブログ(チョコレートの話)からつづく…
チョコレートの原料であるカカオには
複数の品種が存在し、
それぞれに特徴があります。
最も風味豊かな品種はクリオロ種は
木は傷みやすく収穫率は低いとされています。
それに対し現在主流のフォラステロ種は
頑強で高収穫率だが風味の点で劣るとのこと。
味や香りの質と収穫量がともに
"良い・高い"は
どの世界にも存在しないのでしょうか?
以前コロンビア北部のコーヒー生産者を訪れた際に
先祖代々受け継がれてきたティピカ(原種の一つ)を
栽培されていました。
この品種は香りや味に優れている(と個人的な見解ですが)
と感じていますが
収穫量が少なく、病害虫に弱いと聞いています。
ある交配種を選択し、栽培すれば、
その収穫量は数倍にも上がると説明を受けています。
記憶だと6倍!
収穫量が増えれば収入も増え、より安定した生活が送れるでしょう。
しかし、香りや味は落ち、
「ここの味、ここの香り」は
体験できなくなるでしょう。
コロンビア タママウンテンは
ティピカを大事に育て、コーヒー豆を産出している
生産者たちのコーヒーです。
晴天の明るさを感じながら飲むことをお勧めします。