コーヒー一杯を飲んでいくと風味がどんどん変化していくことを感じます。
これにはいろいろな要因があり、コーヒーに含まれている成分の変化や温度に対する人の味覚特性などがあります。
難しい話はさておき、その変化の愉しみ方を簡単に紹介します。
温かいうちに口に含むと香りが広がり、飲み込んだ後に、はじめの香りと同じか、異なる香りが残ります。
温かい状態で特に感じるひとときの香りを愉しみます。
コーヒーにもよるのですが、温度が低下してくるとそのコーヒーの個性をより感じます。
初対面であれば、このような面があったのか？、面識があれば特徴を発揮してきたななど。
そして甘さと粘性を感じます。
口に含んだら、すぐ飲み込むのではなく、その甘さや粘性、質感を愉しみます。
これもそのコーヒーの個性になります。
一杯のコーヒーを時間をかけてゆっくりと愉しむ。
コーヒーの中で起こる変化を愉しんで頂きたいと思います。