コーヒーと暮らそう 7月号の補足。
同じ生産者でも年により香りや味わい、品質は多少なりとも違います。
その違いを的確に捉え、焙煎し、商品にしています。
安定は安心にもつながり良いことですが、
萌季屋では、安定よりその年のものに合わせて商品つくりをしています。 言い方を変えれば、品質の高い状態の安定は常々意識しています。
スマトラ アルフィナーは、ニュークロップに切り替わりました。
生豆を手に取ると、作業工程やそこに携わる人々などが想像できます。
この地域は収穫時期に雨期に入るので、コーヒーチェリーの熟度や状態に注意を払い収穫しています。
スマトラ特有の生産処理プロセスでの乾燥段階でも、空模様を常に気にかけ作業しています。
最終段階の精選では、一粒一粒生豆を人の手により丁寧に選り分けています。
今回のアルフィナーは前回より深めにローストすることで、この豆らしさが出るように感じます。
ただし、単に深くするのではなく、火加減が大事。
焦がさないようにより深煎りに。
甘い印象度が高まった今年のアルフィナーをお楽しみください。