ワインのテイスティングの世界で熟達した方は、
ブラインドでそのワインの素性がわかると聞きます。
例えば、テイスティングしたワインがまずボルドー産と判別できれば、
どの地区か、その中の村名は?
多数のシャトーが存在し、特定が困難であれば
格付けやビンテージから割り出していくのでしょうか。
これは長い歴史の中での、多くの検証とその結果の蓄積から
生まれた方法であると考えます。
コーヒーの世界はまだまだ遅れていますが、
さまざまな可能性を秘めています。
グアテマラの香りや味は?
品種による味の違いは?
テロワールの影響は?
ワインでいう国際品種に匹敵するものは?原種なのか?
それでは地ブドウにあたるものは?
など
さて、只今好評のグアテマラ サンホセオカニャ農園は、
ブラインドでカッピング(味見)をすると「…アフリカのコーヒー?」と
勘違いをしてしまうような果実味あふれる…豊かな味わい。
思わず微笑んでしまいます。
これは、記憶として蓄積しなければならないコーヒー。
これを生み出したテロワールが気になります。