SCAJ最終日に開催された『ローストマスターズチャンピオンシップ2010』は、
焙煎技術を競い合うイベントで、
全国から志しが高く、技術力の高いロースターが参加しています。
今年は全国を6エリア(チーム)に分け競い合いました。
(今年も当イベントの企画側に立ち、半年前から準備を実施し、
無事に終了でき、今はほっとしています。)
さて、
素材である生豆は決められていますが(今回はルワンダ)、
焙煎機や焙煎方法、本番までのエイジング方法は自由。
その焙煎豆をカッピング方式と
コーヒーメーカーでのドリップ方式による液体の香りや味の優劣で
順位付けをしていくコンペティションです。
このイベント通じて多くのロースターの方々と出会います。
その中で切磋琢磨し合うことで、いつの間にか技術が向上しています。
焙煎技術以上に重要なのが、カッピングになります。
そのコーヒーを飲み、味が取れないとその後の焙煎に影響がでます。
この味はどこから来たの?
料理と同じです。
コーヒーの香りや味は、素材である生豆でほぼ決まり、
その後の焙煎や抽出はそれほど重要な要素ではないとの
考えが多く聞かれます。
特にスペシャルティコーヒーはストライクゾーンが大きい?
焙煎により出来上がるコーヒーの味や香りはかなり変わります。
その事実を知り、またコーヒー屋である以上は、
焙煎の技術向上をはかることは当たり前と考えます。
因みに良い素材を使うことも当たり前です。