焙煎過程の火力などの操作は日々調整しています。
同じ季節の中でも、
同じ気温、同じ湿度などはなく、
何かしら変動しています。
数値的なわかりやすい変化への対応だけでなく、
「何かいつもと違う」感覚、
「違和感」
などにも柔軟に対応します。
数値の変化や
その日の感覚からの調整も大事ですが、
調整する上で確実な判断を下せるのは、
コーヒーの「味や香り」。
酸味や苦味、余韻、きれいさなどの「質」を最も意識しています。
1月から2月中旬までと同じ焙煎過程では、
品質の安定性に欠けますので、
春用と言いますか、
この時期の環境に合わせた焙煎過程をとります。
三寒四温のようなこの時期、季節の変わり目は、一年を通して最も気を使います。