カラディカンエステート ナチュラルを2つの焙煎度合いに煎り分けています。
どちらも独特な風味があるのですが、同じ豆か?と思うくらいそれぞれに異なる印象度の高い個性があります。
一般的に焙煎が浅いと酸味があり軽やかな印象で、深いと苦味がありしっかりとした印象がありますが、
酸味や苦味の強弱ではなく、フレーバーの種類の違い、甘さの印象度の違い、余韻の印象の違いを捉えていただきたいと思います。
これが本来のコーヒーの焙煎度合いの違いによる香りや味の楽しみ方だと思います。
是非お楽しみください。
季節のブレンド ショコラの楽しみ方でも紹介しましたが再度ご案内します。
●抽出
カッピングの方法が最もコーヒーの風味、コク、甘さなどの質を捉えやすいのでおすすめです。
ハンドドリップの場合は濾すものの質に注意して下さい。
おすすめはコーヒーの脂質を通しやすい麻などを原料としたフィルター。
●風味(フレーバー)
温かいコーヒーを口に運ぶと口中全体に香りが広がると思います。
フレーバー(風味)は上あごに意識して広がる香りを捉えて下さい。
コーヒーを飲み込んだ後、鼻から息を抜くとより分かり易いと思います。
注意は舌で捉えようとしないことです。
●コク(マウスフィール)
次にコーヒーを口に含める程度の温度になりましたら、飲み込まずにその質感を楽しんで下さい。
立体的でとろりとした心地よい感覚があると思います。
●甘さ(スイートネス)
舌で感じる甘さだけでなく、口全体で感じる甘い印象を捉えて下さい。
また、どちらが甘みが強いだけでなく、甘さの種類を感じて下さい。
●余韻(アフターテイスト)
液体が温かい状他では香りの余韻を、冷めたら舌に残る余韻を捉えて下さい。
香りの余韻はコーヒーを飲み込んだ後に上あごに残る香りをとります。
舌の残る余韻はコーヒーを飲み込んだ後に舌に残る感覚をとります。