コロンビア ティピカ

コーヒー栽培の歴史を紐解くと、「病気との戦い」と「生産性の向上」が
見えてきます。
その陰では、一つの栽培種の生産が減少しています。
私たちが様々な生産国のコーヒーを楽しめるのは、ティピカというアラビカ種の
中の一つの原種が世界中に伝播したことが起源になります。
その過程でいくつかの国ではコーヒー特有の病気が蔓延し、栽培を断念する、
もしくは、耐病性ある品種に植え替えることがなされてきました。

ティピカからつくられたコーヒーは、カップクオリティが優れていると
言われていますが、前述の耐病性が低く、生産性も低いという特徴から
他の品種への植え替えが進み、主要な栽培国であったコロンビアでも
生産量は減少しています。

先日販売開始したコロンビア ムイスカブリーズの生産地は、その土地特有の気候により
病気が蔓延しにくく、他の地域よりティピカが多く現存しています。

品のあるやさしい甘さと心地よく長い余韻があります。
久しぶりのコロンビア ティピカをお楽しみください。